2004年

8月8日のデビュー戦を無事に終えて、ホッとするのも束の間、次の試合に向けてまた厳しい練習が再会した。

受け身の練習よりも攻撃の練習の方が好きな私も、不得意な所を克服する為、熱のこもった練習をしたのを覚えてる。

悔しかった。

私は葉千子よりもバックの受け身が下手だったのである。下手なまま試合をすれば、頭を打ってしまう可能性がある。

自分自身の身体の為にも、下手で悔しい思いを克服する為にも練習しかなかった。

ある日の早い時間、先輩が何人か教えに来てくれてた。何回も何回も、色んな種類のバックの受け身を教えてもらった。あ、何だか掴めてきた。実感だった!

ただその日は、やり過ぎて最後の方は身体が少し嫌がってたらしい
(本人はやる気満々だったのに)

それを見た遠藤さん(私達のコーチ)が今日はこの辺にしておきましょう。そう言われた時には、時計はすでに七時を指していた。

『ありがとうございました、お疲れさまでした』

先輩達に挨拶をして、片づけをして、リングを降りたその時…

あれ、何だか頭がぼーっとする(つづく)