小中学校時代の親友から電話があった

携帯では無く家電に。この御時世に家電にかかって来るのは間違い電話の類いと決まってる。

普段は音も消してるし留守電にもして無い、いわゆるFAX専用。それを今日に限って電話が着信で光ってるのを見て、少し気になったあたしは留守電ボタンを押して様子をみる。

すると男の人の声で
○○(地名:小中学生時代住んでいた場所)の××(人名:親友の名前)ですが?

咄嗟に受話器を握りしめたあたしは
『あ、俺俺!』

お察しの方も多いと思いますが、子供の頃は自分の事を『俺』って呼ぶ普通の子を演じておりまして(勿論その頃から素質はありましたが)

なのでその親友にも私がゲイであることをカミングアウトはしておりません。

話を戻して、彼が言うのは

会社の人達と新宿方面で飲みに行く計画があり、新宿で面白い店を紹介して欲しいとの事!

私はカミングアウトしてない人々には、仕事は新宿の会員制の高級レストランバー(←なんじゃそれ)の支配人だと言っており
(でないと皆、店に来たがるので)
彼もその事を思い出して、かけてきたみたい。

またまた、話を戻して彼が続けるには
歌舞伎町とか二丁目!?とかで何処か面白いトコないかなぁ?

正直子供の頃の親友の口から『二丁目』って言葉が出てきたのはショックだった。

少し動揺した私はうーん二丁目は知らないけど(嘘付け!)三丁目にものまねとかやってくれるショーパブとかは知ってるよ(そっくり館の事)

と言ってお茶を濁そうとした

が先方が求めてるのはそういうのじゃ無いらしい

あたしが二丁目でゲイバーを経営してるのを言っちゃおうかな?
とも一瞬思ったが・・・

ダメだ、咄嗟の判断力が今は無い、と判断。じゃ、調べてまた後で連絡するよって電話を切った。

どーしよう?

心の中では…
もうお互い充分大人になってるし、言ってもいいかなって思って入るんだけど。
あいつはショックかなぁ

そうだ、それより何から説明しよう?

皆さん、どう思いますか?